僕には中学の頃の友達がごっそりいない。
理由はふたつ。
ひとつは以前にエントリーもしたからそっちで見てください。
ちょっと思い入れがあるから長くなってしまったけれど・・・。
「儲け話」
ふたつめ。
※この話も半分以前に話したけど
改めてちゃんと書こうかな
「解毒」中学生のころはヤンキー漫画全盛時代で
今と比べてかなり環境は悪かった。
学校は真面目な学校だったし
リンク先のマルチにはまってしまった
クラスの男達も真面目な良い人ばかりだった。
ただ僕はなぜか
別のクラスのヤンチャ仲間と気が合ったのもあって
休み時間や放課後はほとんどを彼らとつるんでいました。
喧嘩や暴力やいじめみたいなのも仲間内であったけれど
それなりに仲直りしたり、いわゆる地元の友情最高のノリで
卒業後もみんな仲間意識が高く、離れないグループだった。
僕も卒業後しばらくは一緒にいたんだけれど
街中の高校に地下鉄で通うようになって
黙々と真面目に通勤している普通の大人たちを見て
不良の世界に次第に冷めていきました。
元々根が真面目なんで
居場所が違うことに気付いたんだろうけどね。
話は面白く、センスもある奴ばかりだったけど
人に迷惑なことばかりをしようとする地元グループに対して
価値観もどんどんずれるようになっていき次第に疎遠になった。
そうなってくると、どこの誰かは分からないけれど
来なくなった僕を悪く言うやつが出てくる。
うん、ガラが悪い。
「僕が地元仲間の悪口を影で言っている」
と噂になったらしく、血の気の多い彼らは
しばらくして僕を呼び出した。よく調べもせずに。
「言ってない」
「じゃあなぜ来なくなった」
特に僕と仲の良かった奴がめちゃめちゃキレてて
愛情から来るムカつきなんだろうけれど
言ってないことも証明できるわけもないし
口論のあとは手を出してきて
最終的には引きずり回され一方的に殴られる展開に。
周囲は１５人ぐらいに囲まれていて
高笑いしながら眺めていた複数人の友達を
今でもたまに想い出す。
僕を慕っていた後輩もそこにいて
殴られる僕を見て嘲笑っていたっけな。
彼らのことはきっと死ぬまで許さない。
ぐちゃぐちゃの中で
一発だけ、思いっきり殴り返した。
けど・・・それ以外は囲まれててやられ放題。
服が破れ、髪の毛が引きちぎられて、いろいろと血が出た。
ただ、ただね、
この一発が
出せていなかったと思うとゾッとする。
誰も覚えていないであろう
その一発があったから
今の僕の男としての何かを
支えているのかもしれないと
最近強く思う。
いくら金銭的に余裕が出て地位が上がっても
きっと得られない
お金よりも大切な
男としての財産のひとつになっている。
あの理不尽な中で一矢報えたこと。
コンプラ全盛の今の時代
学校じゃ子供たちにこの感覚を教えられないだろうし
求めちゃいけないのかもしれない。
ただ僕は
子供にやられたらやり返すな
とは決して教えない。
もちろん敵わなければ逃げる選択肢を取るべきだけれど
理不尽に殴られたりしたら
拳を強く握って思いっきりやり返せ。
僕が精一杯謝るから、と伝えたい。
負けたとしても
反撃をしたかどうか、その「一矢」が
君の人生を支える柱となりうるんだ。
優しい世の中が一番いいとは思う。
ただいざとなった時に
戦う勇気、反撃することの大切さも
同時に誰かが伝えておくべきだとも思う。
僕は中学校の友達が
ほとんどいないことがコンプレックスって話。
風の便りでこの仲良し不良グループは
みんなまとめて東京で運送会社をしてるとか聞いた。
すでに仕事は一緒にしていないだろうし
その多くがきっと真面目に働く親になっていて
会って話せば、きっといい友達に戻れるかもしれないけれど
今でも鮮明に思い出すこんな事情から
きっと心から元通りにはなれないでしょう。
一方的な暴力
本当にダメ！絶対！
[5回]
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