TYLOR Blog

ここ数年

「バタバタしている」とか「大きな商談が」とか
はっきりしない内容の現状報告が多かったと思います。

いつか話します。みたいなね。


そのうちのひとつのお話をすることにします。
少し長いので時間がある時にでも見てくださいな。




前のエントリーでも少し伏せながら話した気がしますが
ネタもないし、もう来る人も少ないだろうしね。

（フェイクを少し混ぜています。話半分で聞いてください）






僕は不動産賃貸業の
小さな小さな会社をしているのですが

あくまで社員数名の会社ですし
コツコツと小さな物件を購入しつつ
家賃収入を増やしながらなんとかやってこれています。大通りに面した駐車場に適した土地を「買わないか？」と
近所の地主さんに持ち掛けられたんです。

金額は約8000万円。



うひょ～ですよね。

しかし立地が良く近所であること
親族なども協力するので買ったほうが良いなどの意見もあり

皆の力も借りてなんとか購入し
まだ福岡ではほとんどなかったコインパーキングを始めました。


30分100円。



これが当たりました。

月に50万ぐらいの売上が続きます。

急ピッチで返済を続けて
昨年ぐらいかな？売り上げの総合計が購入金額を越えました。

借金はすでに返し終わっています。


そんな中で、昨年の始めかな？
ある地元の建築会社の営業マンが
僕のところを訪ねてきました。


そのコインパーキングの土地を

「ど～～～しても欲しい」っとね。


正直言うと、土地を購入して以後
その土地に関してはたくさんの業者が商談に来ました。

土地周辺は発展してきていましたが
地価などは数十年そんなに変化はなかったので
買った金額前後を提示してくるばかり。

まあ、その程度では売るつもりはありません。



しかし今回の業者は少し本気みたいでした。

周辺の土地をすでに購入し始めていて
僕のところの土地を含めて
高級マンションを建てる計画であるとのことでした。


僕は言います。

これは会社設立時に親族からお金を借りて
（８０００万という大金で）買った土地です。


売る気はありませんよ。とね。





営業の方は言います。
１．６億円でどうでしょうかと。











うん。いいでしょう。









心の声は、えええええええええ～～～です。

いきなり２倍！！。
億を聞いたのも生まれて初めてだし、そこは即決。


相手の会社社長ともコロナの中でしたが会食をして
商談を進めることに。
僕は男気を大事にしますのでね。

OK！っと思ったら相手を一気に信じることにします。


契約はその月末にしましょうっとトントン拍子で進みました。









そして月末。

社長から電話。





「今回は銀行の審査が下りませんでした。無かったことに・・・」


っと。


「そうですか」

「御社とは二度と話をすることはないでしょう」


ブチっと電話を切りました。




土地の売買なんてものは、買うか売るかだけ。

相手も駆け引きや色んなことをして揺さぶってくるわけです。

ここで僕が値引きしてもいいから買ってくれっという
可能性にかけたのだろうと思います。

僕が売りたい人だと思ったのでしょうね。

ただ僕は滅多に怒らないですが
怒るとややこしいんです。





数か月後、また営業マンから連絡があります。


「資金を準備しましたのでまた商談再開したい。謝罪がしたい」と。


僕は怒り心頭で

アポなしで会社まで来た営業マンに菓子折りを突き返し
二度と来るな。っと追い払いました。

そういうやり取りが数カ月続いて
営業マンから１通のメールが届きます。

「本当に今回は申し訳ありませんでした。

　タイラーさんの売ってもいい金額を教えて下さい。ぜひ我々に売ってください」



ああ、そうですか、また適当な駆け引きだな。ふざけるな。



「じゃ２億５千なら売りましょう。それ以外はあり得ません。」

フンッ！って感じです。




「わかりました。金額を言ってくれてありがとうございます。

　どう考えても２億が限界です。それ以上だと赤字です。
　これでどうか、どうか
　よろしくお願い致します。」




「５千万足りませんね。残念ですが無理です。ガチャ。」





キレた僕はもう容赦がありません。














その後、連絡が１年近くありません。










あの

今なら２億でも全然いいんですけれど？？？






良いお年を・・・。

[2回]