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TYLOR Blog

Tylor(タイラー)です。日常とFF11(長期休暇中)を綴っています。




大昔の話。


中学2年生の時だったかな。

僕は同じクラスの「A子ちゃん」が好きでした。




A子ちゃんは女の子らしく、責任感があり
ショートカットでスラッとしてて
くったくのない笑顔が魅力の美人でした。

クラスでも
多くの子が好きだったんじゃないかな。
そして僕も例外ではありませんでした。


当時の僕は男3人兄弟ということもあり
男子の友達は多かったんだけど(この頃までは)

女子と恥ずかしくて
まったく目を見て話すことができず

どっちかというとツンツンした態度を
とっていたように思います。

異性と目を見て話せるようになるのは
もう少し先になります。


そんな僕でしたがA子ちゃんを気にかけるようになり
目で姿を追うようになっていたころ。


彼女が日直の時だったと思う。

気持ちの良い秋の月曜日だったかな~。


一日最大の楽しみである給食の時間。

給食当番が
スライド式に2つに分かれる配膳台を引き伸ばし
食事を全員に配る。

A子ちゃんの声きっかけで
みんな一緒に「いただきます」。

うん、すばらしい日直。完璧な仕事ぶり。



その当時、男子の間では給食後には
運動場の鉄棒のところで遊ぶことが流行っていた。





もう一人の日直である男子の「ごちそうさま」を
聞き終わるタイミングで
僕らは鉄棒に向かって全速力で走った。


一番最後が鬼か何かになるような決まりだったと思う。


いつも運動場の鉄棒エリアで

主に鬼ごっこをしたり、くだらない話をする毎日だった。


昼休みがしばらく経ち
他のクラスの生徒も運動場に出てそれぞれ遊んでいたころ



遠くから声が聞こえる。





「〇〇ラーく~~~~~ん!!」



「〇イラーく~~~~~~~~ん!!」




ん?


うちのクラスの窓から誰かが誰かを呼んでいる。



友1「おい、A子ちゃんが何か言っとらん?」



よく見てみるとA子ちゃんが
クラスの窓から体を乗り出して何か言ってる。

教室は運動場側の上階にあって
壁面に付いている大きな時計の下だった。





友2「タイラーやない?なんか呼ばれと~よ?」



え?なんだろう。基本的に僕は女子と話せていないので

A子ちゃんともほとんど話した事は無いんだが・・・。


鉄棒エリアから校舎の方へ

友達数人と歩いて近づくと声がはっきりしてきた。



「タイラーく~~~~~ん!!」




「タイラー君!!!〇〇〇〇!!!!」




少し近づいてはっきり僕を呼んでいる事がわかった。

目線も僕を見てるし、手招きしてる。

周囲もなぜかジロジロ見てるし、恥ずかしくなってきた。


まだ校舎まで少し距離があるぐらいの場所で
信じられない言葉をA子ちゃんが口にしていた。














「タイラー君!!!!!だ・い・〇・きーーーー!!!!!!!」













タ「え・ち・・ちょwwwwwwwwwww!!11!!!!!1!!!(待てよ)」











友1「タイラー!好きって言われてるやん!!!」



友2「告白???!!マジかーーーー!!!!!」




これは嬉しい。いやマジで。


人生最大の祝福の鐘が鳴った時だった。


しかし人生最大級に

耳が真っ赤になっているのもわかる。


なんだか周囲もヒューヒュー♪みたいなことになってる。

顔が硬直して視界も狭くなる・・・。

耳も遠くなる・・・。



まだA子ちゃんは何か色々と言っているようだが
僕は上を見上げる事もできず
嬉しいやら、恥ずかしいやら、大混乱。

とにかく、そこに行くからちょっと待てと
下を向いたままA子ちゃんに身振り手振りで伝えて

クラスまで1人走った。






なんて言おう・・・



「僕もだ」って言うしかないな。これは。





女の子とまともに話した事もないくせに

これはハードル貴杉wwwwwwwwwwww


しかし、女子にここまで言われて

男たるもの倍返ししなきゃな。




クラスがある4階に光の速さで駆け上り

廊下を走りかけたその時



クラスからA子ちゃんが飛び出してきた。


僕と廊下に2人・・・

今でも忘れない、映画のような1シーン。







目が合う。

人生始めて好きな女の子と目が合った瞬間だった。




A子ちゃんの顔は真っ赤。






さあ、そろそろオチですよ。








A「タイラー君!!!」


タ「な、なんだよ、声大きすぎ。」


A「聞こえた?!」


タ「うん・・・聞こえた。あんな大きな声で何回も言うし・・・」


 
 
 
 
A「ちがうけんね!!」


タ「ん?」


A「いや、タイラー君、だい〇き!っだから・・・」


タ「え?」



A「ふ!!!」



タ「ええ?」



A「だから・・・タイラー君、「だいふき」するの・・・」
 
 
A「忘れてるでしょ!!」





タ「ああああああああ!!!」




そうだ、俺・・・


き、給食の配膳台の「台拭き係」だった・・・。














A「外にいた子から、何告白してるの?って言われてびっくりして・・・。」



タ「い、いや、意味分かってたよ。

        大丈夫。だいじょうぶ・・・

        ごめん。ごめん。」




責任感のある、日直A子さん。

すばらしい仕事ぶりだぜ。



女子数人が残る教室で
ひとり台拭き用のぞうきんを手に持ち

配膳台をキレイに拭きあげました。


恥ずかしいやら、悲しいやら・・。




しかし、運動場にいた多くの生徒が
この素晴らしい大注意を、僕のように勘違いしてしまい


数日は噂になってしまいました。

彼女はかなり恥ずかしい思いをしてしまったのだろうな。



思わぬ形で告白してしまったように扱われた彼女と

結果的に「ちがうからね!」っとハッキリ否定修正されてしまった僕。




すぐに噂は消えましたが

僕らはその後、あまり話すことはありませんでした。










数年前に、再会するまでは・・・。




これはまた別の機会に。







「だいふき」って


大きな声で言うの禁止ね!!!!!!









傷つくんだから!!!!!!!!!!!




拍手[9回]

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コメント

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無題

面白い話過ぎる!www
いまとなっては恥ずかしい記憶も
良い思い出だね( ´∀`)
またヴァナで私の恥ずかしいコイバナするね!

めいさんへ

うむ。笑ってやってください^^

若かれし頃の青春男子をw

誇張も特になしだから恐ろしい・・・。


ハッピーエンドにならないところが

現実だよね~(笑)


良い思い出です^^

エントリーになった分だけ大したもの。


しかし

こんなこと

ばっかりなんだけどなぁ・・・wwww

ふおぉおおお

なにこれ、ドキドキ展開!!!

なーんか、中学2年ってところがもうたまりませんね。みんなこのくらいの年齢から恋とかしてるんだなあ。。。

今となっては本当に良い思い出ですよね。
甘酸っぱいーーーーーー

初恋が21歳な臼たるは遠い目になっちゃう・・・

臼たるさんへ

お~初恋は僕は小学校低学年とかでしたよ。

男兄弟3人の中で育って同世代の女の子が周囲にいなかったからなのかな・・・。

どのみちシャイすぎてなんにもないんですけどね。

今回だって、自分の中だけの盛り上がりでしかないって話だしw

僕の胃のキリキリが伝わったならよかったですwwwwwwww

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タイラー ( Tylor )
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性別:
男性
自己紹介:
お久しぶりです。僕です。

2016年12月から
FF11に2度目の復帰。
名前を取り戻すため
ヴァルファーレへ鯖移動。

しかしリアル都合で
2022年前半からFFは休憩中。

今はこのブログとオフゲを
頑張っています。

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tylor777@hotmail.co.jp
までご連絡もらえると
泣いて喜びます。

くれないと思うけれど・・・。

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